第17話・ラビット、花火大会での悪戯

[前回までのあらすじ]
 今回はまたまた新登場の「宍戸ジョー」
 ラビットのメモリアル女性の一人であるが、玉ちゃんの次にラビの餌食となる…。
 はたして彼女にはいった何をしたのだろうか…

「第17話 ラビット、花火大会での悪戯」

 それは夏休みの時期であった。
 今日は珍しく海ちゃんがラビの部屋にきていた。
「いや~ラビちゃんの部屋にくれば電気代が節約できるからねぇ」
「おいおい、そんなことのために俺の部屋にくるなよぉ」
「おめーはいつも僕の部屋に来てんじゃねーかよ!」
「それはいいとして、今日は早く寝るから、もう俺は寝るよ」
「え?そうなの?珍しいねぇ。まだ22時だよ。」
「うん、明日は花火大会に行くんだよ。朝から待ち合わせているんだよね」
「へぇ~…誰と?」
 海ちゃんは誰とも行く人がいなかったから、(このくそったれが!)とひがみつつも、とりあえず聞いてみた。
「ああ、宍戸ジョーさんだよ」
「え?あの高校生の?確かヨサコイのバイトで捕獲したんだよね」
「捕獲っていうなよ!あれは俺がバイトの中でリーダーとして知り合ったんだ」
「表向きはだろ?確か回りは男やおばさんもいたけど、何かあったら困るから電話番号教えてって聞いたのは彼女だけでしょーが」
「え?何で海ちゃんが知ってんのよ?」
「おめーが教えてきたんだろうーが!」
「そうだっけ?」
「まぁその彼女と花火大会に行くと」
「そういう事」

--その夜--

 よる遅くにラビットは帰ってきたのだが、海ちゃんは気になってラビの部屋に行った。
「で、どうだったのよラビちゃん」
「いやぁ…」
「ん?どうした?歯切れが悪いぞラビ。平手打ちでもくらったか?あはは」
「いやいや…、まぁ色々あったのさ」
「ふ~ん、襲ったのか?お前、犯罪だぞ」
「違うって!まぁ、胸とか触ったけど…」
「は!?確か玉ちゃんとも公園に行って、いきなり同じ事をしたんだよな?」
「うるせぇ!」
「で、触っただけなのか?」
「……」
「マウス・トゥ・マウスもだな?ラビ」
「……」
「まったく、相変わらず外道君だよなぁ」
「うるせぇ!俺は今青春をおうかしてんだよ!」
「アホが…」

--その後--
 ラビは彼女と数回会っていたようだが、なぜか彼女側が何かと理由をつけて会わなくなってきたらしい。
 彼女の心境の変化は分からないが、奈落の底に落ちずに済んだろう。


[次回予告]
 今度も真登場の「工藤ちゃん」が登場。
 メモリアル女性の中では「HOKUOの女性」並みの普通の人なのだが…
 ラビにとっては今までとまた違った状況で挑む事に。

 次回「第18話 ラビット、年上の女性はいかが?」 

※この物語は事実を元に構成されたノンフィクションです

原作者 海ちゃん
制作協力 みっつ


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